「自分のものだと思うから、掃除をするんだ。」
そう言って先生は、行く先々でゴミを拾います。
僕もやろう、と思うのですが、外はゴミだらけ。
心挫けます。
それで家に帰ると、やっぱりゴミだらけ。
あれ?
ところで、部屋の掃除をしていると、普段意識しない細かな所まで気を配ります。
何がどこにあるのかを確認することが出来ます。
掃除をしすぎると、後でどこがどのような過程を経て汚くなっていくかまで分かるようになります。
掃除をすることで、その部屋の主人になれます。
内閣掃除大臣になります。
先生のゴミを拾う気持ちが、少しわかるような気がします。