後々まで伝えるために

心情の祈りをしなさい、伝えなさいという御言葉を聞きました。
昨日で、東京大空襲から70年です。
僕も祖父から、その日の様子をよく聞いていました。
学校でも習いました。
残念ながら、当時を知る世代の方達は、ほとんど亡くなられています。
祖父も亡くなりました。
では、話を聞いた僕ら後世の世代が同じように戦争を語り継げるかというと、ちょっと難しいかもしれない。
なぜなら、学問としては学んだけれども、あんまり心情を知らないからです。
僕も祖父の話を聞きながら、「へー、面白いなあ」とだけ聞いていたので、戦争がいかに残酷なのかは語る自信がありません。
祖父も、あえて深刻な話はせずに、僕らにもわかりやすいようにと面白く話してくれていました。
まあ、今考えれば、という話で、当時は気づきませんでしたが。
祖父が走りながら逃げていると、川沿いに出たそうなんですが、川は焼夷弾に焼かれて熱くて川に飛び込んだ人でごった返していたそうです。
そこで祖父が物干し竿を拾ってきて伸ばしてやったら、すごい人がくっついてくるから、途中でやめたとか、そういう話し方をするんですね。
祖母も、看護師見習いだったとき、どこに注射を刺していいかわからなくて、「もういいや!えい!」ってやったら患者がすごく痛そうな顔をしてて、その後その人はどうなったかわからないとか、もう、笑うしかなかった。
医療ミスだし。
当時はいい加減な時代でしたね。
大変な時代だったと思うのですが、話を聞いてても、深刻さが、全然感じられない。
話がそれているんですけども、後世まで伝えるには、心情がないといけないってことを、言いたかっただけです。
御言葉をちゃんと聞きたいですね。
今日も最後までありがとうございました。

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