主の帆を付けなさい、という御言葉を聞きました。
「帆」っていう比喩、新しいですね。
大人向けの話になりますが、なんで先生は「帆」と言ったのでしょうか。
御言葉をたとえるのに、火でも斧でもいいのに、帆だ、と言った理由。
その理由の一つは、私たちが「帆」と言われると、すごく具体的なイメージが湧いてきてわかりやすいからではないでしょうか。
なぜ具体的に浮かんでくるんでしょう。
おそらく、例えばパイレーツオブカリビアン。みんな知っています。
またはワンピース。僕も好きです(笑)
このような時代背景があって、船、帆、航海に対するイメージはすこぶる肯定的です。
とても良いイメージが人々の脳に鮮明に入っているんです。
2000年前には、イエス様は農民に対して「種」のたとえで天国の話をしました。
「種」と言われたから、天国を見たことがない人たちも「それならワシらにもよくわかる」と理解することができたんですね。
御言葉は、その世界を見たことがない人にとってはわかりづらいものです。
ですから、どれだけ相手にわかりやすく伝えるか、そこがポイントの一つでもあるんですよね。
福音が日本に入ってきたときも、そのような苦労がありました。
たとえば、聖書を日本語に訳すとき、訳者は「洗礼」の意味がわからなかったんですね。
そこで宣教師さんに聞いたんです。
訳者「あの、洗礼って言葉、ワシらの国にはないんですが、どういう意味でしょうか。」
宣教師「うーん、そうだね。難しいけど、洗礼を受けるとね、コリがとれるんだよ。」
訳者「へえ、さいでござんしたか。それならばそのように訳しましょう。」
会話の内容は適当ですが、そんな理由で、初期の日本語聖書では「洗礼」と書いてある箇所は「コリをとる」と訳されていたそうです。
今の聖書は専門用語のオンパレードで、何書いてあるのか初見の人にはわかりづらい内容になっていますが、おそらく400年前の宣教師さんは、「もっとわかりやすく伝えよう、イエス様の愛を伝えよう」という精神で布教活動をしていたんじゃないか、そんな苦労が垣間見える訳ですよね。
そしてここからは、ちょっと深掘りして、このブログのコアな読者さんのための話になります。
マーケティング用語に、「メジャー感を出す」という言葉があります。
これは、知名度の低い商品の販売をする際に、すでに一般的になっているものとコラボして、商品の信頼度を上げる方法です。
一番よく使われているのが、芸能人を起用する方法ですね。
新しい化粧品のCMに、ドラマで主役を演じた女優を起用する。
すると、ドラマのイメージが化粧品のイメージと重なって、化粧品の信頼度がぐんと上がるんです。
新しいものって、新鮮であるのと同時に、「あやしい、ほんとに大丈夫なの?」と思われるのが常なので、そうやってメジャー感を出していくことが重要だと、この前仕事をしながら調べました(笑
メジャー感を出すのは、なにも芸能人を起用するだけではありません。
人々が「これはアリ」と思っているものを使えばいいんです。
ドラマ、CM、雑誌、漫画、映画、スポーツなど、時代によって一般的になっているものと同じ雰囲気を出す。それがメジャー感を出すということです。
よくありますよね、見ただけで「これ絶対おいしいやつや!」ってわかるお菓子。
または「これ絶対あかんやつや!」とわかる仕掛け。
そういう雰囲気を作っていくこと。
もちろん雰囲気だけじゃダメなんですが、知名度を上げるためには必要なことです。
これから様々な新しいことにチャレンジしていく際に、メジャー感を出す、ぜひ活用してみてください。
ちなみに、このブログはメジャー感を出すという意味では失格です。
いまだに無料ブログで、アイキャッチ画像も使わず、SNS連携もせず、カテゴリ分けもせず、記事にキーワードも入れておらず、コンテンツも短すぎる時があり、と、かなりマイナー路線を走っています。
それでも読んでくれている読者さんに感謝します。
そのうちカスタマイズします。
メンバーです。
あまりブログを積極的に読む方ではないですが、ちょっと面白くて読みました。私、ウサギのような読者です。
頑張って下さい。
また気が向いたら(笑)読みます。
>>まなさん
コメントありがとうございます!
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
まなさんはウサギさんのようなのですね。
じゃあこれからもウサギさんに向けて記事書いていきますね。
気が向いたらw応援よろしくお願いいたします。