宇宙からの投稿、こんにちは、聞こえてますか

こんにちは、お久しぶりです。

気づけば更新をしなくなってから半年以上経ってました。

もう誰も読んでないのかもしれません。誰か読んでいるでしょうか。

宇宙の遥か彼方から地球に交信を試みるような気分です。

宇宙に取り残された人が、かすかな希望を持って日々の記録を残していくっていうSFがありますが、私もそのように記録を残したいと思います。

この半年間、私がなにをやっていたかといえば、ただ一つのことです。

その一つのことというのは、「スズメと仲良くなる」ということです。

この一つのことのために、私の精神は集中していました。

半年前、スズメたちは私の膝の上に乗ってくることがありました。靴の上に乗ってくることもありました。それは以前ブログに記録を残したとおりであります。

その時に申し上げていた私の目標は、スズメを取って食べるということです。

なぜなら、この宇宙では食料不足が深刻であり、地球、こと日本では取って食べることが制限されているスズメ肉でさえ、食べなければ生きていくことができないわけです。

そのため、スズメと仲良くなって油断させ、そして捕獲、と考えているわけですが、膝の上に乗ったスズメを、どう捕らえたらいいというのでしょう。彼らはとても臆病な生き物で、食べ物を食べている間でさえ周りをキョロキョロと見回して警戒しています。

そして少しでも怪しげなところがあると、すぐに飛んで行ってしまいます。私が貧乏ゆすりをするだけで、地震だと思って逃げてしまいます。

このままではスズメを捕らえるのは難しい。もっと仲良くなり、油断させなければジビエを味わうことはできない。

そのようなことを考え続けていた半年間でした。

そして、半年間の研究のすえ、ついにそのチャンスがやってきたのであります。

手乗りスズメになりました。

もう、捕獲したも同然でしょう。私がこの手のひらをギュッと握ってしまえば、彼の運命は尽きるのです。私が、彼の運命の支配者なのです。

しかし、問題が一つあります。調理に必要な電気やガスが近くにないということです。このことは、ここが屋外だからコンセントやガス栓がない、という単純な問題ではありません。ここは宇宙なのです。長い宇宙生活で電気もガスも使い果たしてしまったのです。

そのため、まずは宇宙をくまなく回りながらソーラーパネルの素材集めをし、発電ができるようにしなければなりません。

スズメのジビエを味わえるのは、もうしばらく時間がかかりそうです。