心に火がつけば覆るとおっしゃいました。
火について、このまえ本を読みました。
『サピエンス全史』というベストセラーです。
イスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリさんが書いたヒト属の歴史についての本で、その中にヒトが火を発見したときの経緯が書いてあります。
100万年前の地球は、力と大きさがモノをいう世界だったそうです。
サーベルタイガーやマンモスが「より強く」「より大きく」という方向に進化を進めている世界で、脳は大きいが非力な人類は獣に怯えながら暮らしていました。
その明晰な頭脳を持って石器を発明したものの、猛獣相手には役に立ちませんでした。石器はおもに骨から骨髄を削り取るために使っていたそうです。
モンハンのような狩りはそれほど一般的ではなかったみたいですね。え、モンハンを知らないの?なんでなの。
そんな人間でしたが、火を発見してから運命が変わったと言われています。
獣を追い払い、力のない女性でも森1つを焼き払える力を身につけました。栄養の摂取が楽になり、寒冷地でも暖をとることができるようになりました。
こうして人類は増え広がり、地球上に満ちるようになったそうです。
宗教歴史以前の話ですが、共通しているもんですね。