夜です。こんばんは。
今日の御言葉は認識についてでした。
高麗青磁の話は何度か聞いたことがありますね。
聞いたことがあるはずなのに、みんなの反応がさも初めて聞いたかのように「えー」とか「ひゃー」とか言ってて面白かったです。
反応を意識して先生を喜ばせようとしているのか、はたまた赤ちゃんのように何回同じ話を聞いても飽きない体質なのか。
以前聞いた高麗青磁の話と違ったのは、男女の掛け合いがあるところですね。
前回は、「高麗青磁を売るたびに価値が上がって、最後には国宝級の宝であることがわかった」という話でした。
今回は、登場人物に女性が加わることでストーリーに広がりが加えられていました。
先生は男女の特徴をつかむのがうまいですね。
趣味の陶磁器に夢中になる男と、まったく興味のない女。
しかし最後には女も陶磁器の価値がわかって、気絶したあと踊って喜ぶという。めでたしめでたし。
先生は10年一人きりでいらしたとは思えないほど、人間の特徴というものをよくご存知です。
現実で最近良くあるのが、夫のコレクションを妻がメルカリで売り飛ばしてしまうという事件です。
すっごい高級なカメラを、妻が500円とかでメルカリに出品してしまうんです。
カメラは普通のやつでもレンズだけで10万とかするんよ。いちお撮影部として言っとくけど。
だから、勝手に売らないで。というのが男の言い分なんですが、妻としては趣味に散財している夫に腹が立つんでしょう。
そういう時は、メルカリじゃなくてヤフオクで売りましょうw
価値をわかって高く買ってるれる人が現れるからww
価値っていうのは、自分が決めてる部分が多いんです。
私たちは普段、「ハンバーガーは100円」「電車の初乗りは140円」「ユニクロのTシャツは1980円」などと物の値段は決まっているものと思いがちですが、あれは「流通量が多く」「価格競争が正常に機能している」場合にだけ当てはまることです。
逆に、「数が少なく」「価格競争が機能しない」商品の場合は値段がコロコロ変わるのが普通です。
なぜなら、周りに値付けの指標がないからです。
だから、「価値がわからなくて安く売ってしまう」ということもあるし、「無価値なのに高値をふっかけられる」ということが生じます。
講習販売なんかで、おばあちゃん達を小さな部屋に集めて「このすごい羽毛布団が、なんと10万!」といって買われるのは、周りに比べる指標がないからですね。そういうのに気をつけましょうという話もされていました。