人生にはつらいときもあればよいときもあります。
つらいときはその後に来る良いときの準備をする期間だし、良いときはそのあとにあるよくないときに備える期間です。
つらいときに十分に準備ができていた人は、そのあとの良いときにもチャンスをつかむことができます。
十分に準備ができていないと、良いときにチャンスをつかむことができません。
チャンスは大きな波が来るようにきます。
いつくるか、というタイミングは神様にしかわかりません。
ですが、それまでに海に慣れて、なんどか波に乗る経験をしている人は、大きな波も乗りこなすことができます。
しかし、良い波が来たときにはじめて波に乗ろうとする人は、その波に飲まれてしまうかもしれません。
そうなってしまっては、せっかくのチャンスも災いになってしまいます。
人生にはつらいときもあればよいときもあります。
良いときがきたときに、本当に「よかった。」と思うためには、つらいときに、いかにその先にある目的を忘れないでいられるかが重要になります。
そういう意味では、先生はこの10年間をひたすら感謝して過ごしてきました。先生ほど艱難期の時間の使い方がうまく、目的を忘れない意志の強さを持った人はいないと思います。
つらいときを「ただの無意味な時間」ととらえるのではなく、「今しかできないことがある」という認識ですごすと、そのときも、またそのあとも有意義になります。