公園で昼食をすませることが多いため、それを知っているヒヨドリが滑り台に止まってパンを待っている。
彼は最近、空中キャッチを覚えて、投げたパンが地面に着く前にくわえる。
ヒヨドリはペットとして飼われることもあるくらい良くなつく鳥だそうで、飼い主を覚えられるほど頭も良いらしいから、私のことは配給のおじさんぐらいには思っているかもしれない。
しかし寂しいのは、公園にヒヨドリしか来なくなったことだ。
以前はスズメやハト、ハクセキレイも来ていたが、攻撃的なヒヨドリが追い散らすので来なくなった。
芸を覚えた嬉しさの反面、寂しさが残る。