上司は朝が一番機嫌が悪いから、出社までに体を動かしてエンジンをかけておくことができれば朝を乗りきれる。
今年のはじめにそう思い立って、朝泳ぐことに決めた。しかし、ここで否定的な考えが浮かんだ。
朝の6時7時に泳ごうと思う人がどこにいるだろうか。
監視員1人僕1人の寂しげなプールだろう。
いたたまれなくなってきたらすぐやめよう。
そう決めてプールのドアを開けると、20人ほどいた。
10人ほどのモムチャンがゴウゴウと音をたてて、猛烈な勢いで泳いでいた。
プールのスケジュールには「トップアスリートクラス」と書いてあった。
ライオンキングのシンバのような体格をしたインストラクターが、声を張り上げて生徒を指導していた。
その隣ではおばちゃんたちが大声でおしゃべりをしながらウォーキングをしていた。
プールのスケジュールには無かった。
おそらく「トップおしゃべりクラス」であろう。
世の中にはこういう世界もあるのかと思った。
負けてられるかと勇んでプールに飛び込んだが、冬だったし水が冷たいし眠いしで100m泳いであきらめた。
そうして今にいたる。
それにしても阪神が強いね。
御言葉で虎の話が出たからだろうね。
これは半分冗談で、半分は真剣だ。
