wiiを買った。
実家に置いて家族の時間を増やそうという企てだ。
妹とマリオをやった。
はじめのクリボーで死んだ。
10年もマリオとの関係が疎遠だったためだ。
一度関係が遠くなると、回復するのは容易ではない。
14歳の時、スーファミに飽きてプレステに誘惑されたのが致命的だったと、今さら痛感する。
しかし驚くべきは、その間もマリオは戦い続けていたということだ。
1985年に初めてピーチ姫を奪われてから、クッパとの戦いを25年続けている。
30年戦い続けている先生の次に長いと言えよう。
僕が初めてマリオを見たとき、彼は無口で、いや、一言も話さなかったように思う。
しかも無表情で、いつも一人だった。
動きもどこかぎこちなかった。
恋人を奪われたショックがどれほどのものか、想像を絶する。
しかし今ではよく喋り、表情も豊かだ。
仲間も増えて、4人同時プレイが可能だ。
マリオのように、困難は楽しんで乗り越えていかなければならない。
それにしても、ピーチ姫って普段は大人しいけどカートに乗るとえげつないんだけど。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA