「考えが高いと一つに見える」
と仰いました。
先日、考えが低いとどういうことが起こるのかを話しましたが、今日は、
考えが高いとどうなるのか
を話したいと思います。
私の具体的な体験を通した話なので、あなたにもわかりやすく伝わると思うし、簡単に実践できる話です。
僕は摂理に来てから、ずっと聖歌隊を続けています。
十年以上も。
そうして最近わかったのが、
「一人に向かって歌う」
ことの大切さです。
これができるようになってから、いつもどこでも、変わらない姿勢で歌えるようになりました。
昔は人前で歌うのが嫌で、友達にカラオケに誘われても色んな言い訳をして行かなかったり、連れ込まれても絶対に歌いませんでした。
摂理に来て聖歌隊に入りましたが、特賛というのが嫌で嫌で、毎週ド緊張してブツブツ歌い、終わると「やれやれやっと終わった」と思ってすぐ引っ込む、主もがっかりな人でした。
それが今はすっかり変わり、いつもどこでも、誰がいても、誰もいなくても、場が凍りついていても、影響されないで全身全霊で歌うことができます。
どうしてそう変わったかと言うと、
私たちが歌う賛美は、三位に捧げる賛美である。
とはっきり分かったからです。
分かりやすくいうと、あなたの歌う賛美は恋人に向けて歌っている歌なんです。
あなたのことが大好きで仕方ない恋人に向けて歌っている歌。
その恋人はあなたの歌だけを聞いています。
そしたら周りとか関係なく一生懸命歌うしかないじゃないですか。
あ、でもこう考える人いますよね。
「恋人は私の心を知っているはず。私の疲れた心も。。。私が切なく歌うとしても、その様子を見て可愛く思ってくれるはず。。。はぁと」
もちろんそれもあります。
主はあなたのことをよくご存知ですから。
でも、いつまでもそうとばかり言ってられない理由があるんです。
なぜなら、自分の行いが自分の霊を作るという法則があるからです。
熱心に行う分だけ、霊もよりよく作られます。
賛美もそうです。
映像資料でよくでてきますよね。
ふにゃふにゃ踊っている人の次元が低くて、熱心に踊っている人の次元が高いって。
あれは本当なんですよ。
あなたの行いで、霊が作られる。
これは例えるなら、あなたの胎内に子供がいて、あなたの行い次第でよくも悪くも作られるということです。
僕は男性で胎内に子供がいるという実感がわかないので、恋人のおなかに赤ちゃんがいると思っています。
赤ちゃん、あなたの歌を聞いています。
その歌を聴いて育っています。
いい子を産みたいなら、いい歌、聞かせたいですよね。
胎教ってやつです。
あなたの赤ちゃんを育てる行為なのに、周りとか気にしてられませんよね。
自分の疲れた心とか関係ないですよね。
僕は、礼拝で場が固まっていて歌いにくい場面ではいつもより必死に歌います。
赤ちゃんをダメになると思って一生懸命歌います。
霊はそのくらい繊細なんです。
こういう考え方に変わってから、賛美も変わりました。
一人を意識する、ということです。
考えを一つにするということです。
一人を意識する、ぜひやってみてください。
ちなみに、文章を書くことも最近一人に向けて書くことができるようにだんだんなってきました。
以前はあの人のことも考え、この人のことも考え、いつもブログを読んでくれている人のことも考え、たまたま訪れた人のことも考え、摂理を出て行った人のことも考え、悪く言う人のことも考え、無難に無難に書いていたんですが、
一言言われたんです。
「無難な文章が一番手に負えない」」
それからは一人に向かって書くことを意識するようになりました。
何にもアイデアが浮かんでこないとき、複雑に考えてしまうときは、
ただひたすら恋人に向けて何をするかを考えると、すっと楽になって行動できるようになります。