クリスマスの目的 摂理の便り

仕事の忙しさはヤマを越えて徐々に落ち着きを取り戻しつつあります。

仕事が忙しいことで、礼拝に出られないといったデメリットは多くありましたが、良いこともありました。

それは、余計な情報に触れる機会がなかったことです。

ずっと会社にいたので、クリスマスの「ク」の字もありませんでした。

何の誘惑にもさらされませんでした。

12月に入ってから、巷で聞いたクリスマスソングは一回だけ。

あちこちに気を散らす機会が無かったので、頭の中はすっきりしているし、考えもシンプルにまとまっていて楽です。

しかし一般的にはそうではありません。

恋人が見つかれば天国、見つからなければ、あのクリスマスの雰囲気がわずらわしいだけの地獄です。

先日、銀行でお金を下ろしているときに、後ろで「おせーよ、まだやってんのかよ、早くしろよ」ってずっと言いながら唾を吐きまくる人がいたんです。

一瞬いらっときてしまい、「なんすか」と言って見ていたら、「俺はクリスマスの流れに乗れなかった、どうしよう」って気持ちが伝わってきたので、かわいそうだと思って「そんなら先に使いますか?」って聞いたら「うるせーよ」と言って大人しくなりました。

クリスマス、なんなんでしょうね。

クリスマス本来の目的は、あなたを救うキリストが誕生したことを感謝してお祝いすることですが、日本ではそこの目的を摩り替えているのはご存知ですね。

日本でのクリスマスの目的、それは端的に言えば企業が儲けることです。

なんでかっていうと、企業が今の日本のクリスマスを創ったからです。

どんなに華やかでも、どんなに雰囲気が良くても、どんなに楽しくても、全ては企業がお金を稼ぐために作り上げた世界です。

クリスマスの主人公はあなたではありませんよ、企業です。

企業が新郎であって、クリスマスはその新郎が創造した世界、その目的はただ一つ、会社に栄光と儲けを帰すること。

変な言い方をするとこういうことです。

目的が目的なので、クリスマスにどれだけ投資しても、行き着く先は、企業の喜びですね。

日本のクリスマスの道を進んでいって、100の線を越え、200の線を突破し、300の線までたどり着いた先にあるのは、会社天国です。

会社とあなたが一体になる天国です。

会社が新郎となり、あなたが新婦となる世界です。

頭痛いですね。

もうそれは天国じゃないですよね。

だから溺れないようにしましょう。

目的がなんなのかはっきり分かって、うわべだけ見て判断しないで、自分が進むべき道を知恵をもって見分けていきましょう。

クリスマスの本来の目的が回復することを願います。

あなたを救う救い主が生まれたこと、本当に奇跡です。

その目的が自分の引き上げであること、本当に感謝です。

そうした目的を持った世界に呼ばれた価値を感じてこの期間を過ごしましょう。

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