夢を見ていて夢だと気づける時 摂理の便り

夢って、ときどき
「あ、これ夢だな」って
わかる時ありませんか?

普段、夢の中の自分は
肉の意志では動かせないものですが
ときどき、自由に動かせる
ことがあります。
「あ、これ夢だ。
じゃあ空を飛べるかな」
そうしてジャンプして集中すると、
宙に浮けたりします。

後、僕は知らない人に
適当に話しかけたりします。
肉の世界では恥ずかしくて
なかなか伝道出来ないハンを、
夢の中で晴らしたりします。
「やあ、どうだい?」
て感じで本当に適当に。
反応は、ないですね。
今のところ、それで
伝道できたことはありません。
そもそも話しかけた相手が
人じゃないことがあります。
肩をポンと叩くと
冷たくてプラスチックみたいに
硬かったり。
どうしてそうなのか
わかりませんが。

そんな夢の世界ですが、
先週の火曜日、
ちょっと怖い夢を見ている時に
夢だと分かりました。

朝のお祈り会が終わり、
家に帰りました。
「二度寝しちゃおう」
と思って横になると、
ひんやりした空気を感じました。
なんかいるっぽかったのですが、
気にせずにそのまま寝ました。
すると、夢の中で、
僕は小さな部屋にいました。
誰にも使われていない
古い洋館の部屋のようで、
窓はなく、薄ぼんやりとした
灯りがついていました。
まだ、この時は夢だと
わかってませんでした。
嫌な予感がして、
「早くこの部屋から出なければ」
そう思いドアのほうを見ると、
ドアの鍵穴からニュルニュルと
気持ち悪い何かが出てきました。
息を飲んで見ていると、
鍵穴が熱をもちはじめ、
ジリジリと焼ける音がしました。
慌ててドアに駆け寄りましたが、
あきませんでした。
閉じ込められたことが
わかりました。

普通はここで怖がるところですが、
夢だということに気づきました。
「夢か。ああ、俺は御言葉を聞いて
いながら、こんな魂界で何をして
いるんだろう。油断した。寝る前に
感じたあいつに閉じ込められた。」
分かってみると腹が立ってきて、
ドアをこじ開けることにしました。

夢の世界には、肉の世界の物理法則はありません。
物理ではなくで、言葉で成り立って
いるように思うんですが
どうでしょうか。
ルールというか、
規則というか、
世界観というか、
そういうもので成り立っている
気がします。
例えるなら、
漫画に漫画ごとの世界観が
あるように。
ある漫画では人間の手が
ゴムのように伸びることに
なっているし、ある漫画では
主人公の女の子は変身できる
ことになっていたり、ペットが
日本語を自在に操れることに
なっていたりします。
夢の世界もそうだと思います。
魂界ごとにルールが異なり、
ある魂界では空を飛ぶことができ、
ある魂界では部屋に閉じ込められて
動けない。

だから、僕が見ていた夢のドアは、
「あかない」
のではなく、
「あかないことになっている」
そんな感じです。

御言葉を聞く前は、
悪夢を見た時に
見た通りに恐がって、
もうダメだってときに飛び起きる、
ということが何度もあったし、
今回も夢を見せた雑霊は
それを期待したのでしょうが、
御言葉を聞いて
ある程度力がついたからか、
低次元の霊界には主管を
受けなくなったのかもしれません。

あかないはずのドアでしたが、
そんなルール知らん!と祈って
ドアの隙間に手を差し込んで
引っぺがしました。
ドアの外は左右に長い廊下が
続いていました。
興奮していたので、
夢の主を見つけてぶん殴って
やろうと思い駆け出すと、
夢から追い出されました。
御言葉を聞けていることに
感謝し、まだ部屋にいるかも
しれない変な霊が出て行くように
お祈りして、会社に行く
支度をはじめました。

悪い夢も、悪い霊が
見させている場合があります。
気分を悪くしないで、
うまく治めてくださいな。

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