先日、両親に誘われて
クラシックコンサートに
行ってきました。
生のクラシックは子供の頃以来で、
昔は退屈で仕方なかったので
敬遠していましたが、
最近クラシックの良さが
わかってきた、そんな話をしたら
じゃあ行こう、ということに。
演奏は東京交響楽団と、
海上自衛隊東京音楽隊。
海自の楽団はこういう舞台でも
活躍してるんですね。
入隊はかなり難しいらしいです。
母の話によると陸自と空自にも
楽団があるそうで、
こちらも狭き門だとか。
空自にはブルーインパルスもいるし
実は自衛隊は芸術が
盛んなんですね。
自衛隊、もう戦争に行く行かないの
議論はやめて、芸術集団として
世界に出て行ったらいいのでは。
とかそんな簡単な問題では
ないのでしょうが。
クラシックの良さは、
精神を表現する
手段だということですね。
信仰が人々の中心にあった
時代に生まれた音楽が多く、
内から湧き出るものを表現
し、神様に、または王に献上する
目的で作られています。
一方、現代の音楽は、
テーマは恋愛、
対象は10代、
目的は商売、
という組み合せですが、
すごいですね。
よくこの3つを組み合わせたなと。
チョコレートがどうしたとか
フォーチュンがなんだとか、
歌の本来の意味を知っていると、
なんでクッキーが歌の主題に
なり得るのかがわかりません。
おじさんの言い訳ですが。
あれは娯楽ではありますが
芸術ではないですね。
クラシックは
むかーしの曲と楽器を
今も使っているので
若者はあまり聞きませんが、
これからまた宗教が復興したら
芸術も変わるかもしれませんね。
御言葉とマッチしていたのは、
各演奏者が個性の英雄であり、
その個性が一つになって
一つの作品を作っているところです。
それぞれの楽器のスペシャリスト
が集まり、別々の箇所を演奏して、
一つの曲を作る。
バイオリンが俺にもできそうだから
といってビオラの
パートも弾いちゃうとか、
クラリネットがフルートを憎んで
不協和音をぶつけるとか、
そういうことをしたら
曲が完成しないし、
客も帰るし楽団が成り立ちません。
オーケストラの調和は
見ていて美しいなと思います。
吹いていない時の
ホルンのたたずまいとか好きです。
ソロパートでは指揮者さえも
じっとして音色に耳を傾けています。
それぞれの個性を発揮して
歴史を作りたいですね
精神を表現するクラシック