時の必要性

ある主張をするときは、その論拠を述べなさいと、論文の書き方などで教わります。
必要性を述べると説得力が出るからです。
しかし、御言葉でおっしゃる「必要性」というのは、そういった「納得」のための必要性を超えて、「なぜ今しなければならないのか」の必要性まで含めたニュアンスがあります。
「あの日がどれほど貴重な日だったか。」
「必要性がわかったら安い時に月明洞の土地を買っただろう。」
「これから人生を左右する日が多い。」
時が入っていますね。
時の必要性までわかったら、誰でも慌てて行います。
なぜかというと、世の中でも時の必要性を訴求して消費者を動かしているからです。例
例えば、タイムセール。
あれもかなりしょぼい次元ですが、今の時が重要だということをアピールして販売につなげていく方法です。
または期間限定。
期間限定商品だと欲しくなるってこと、ありますね。
ほかにも「春夏モデル」とか「今だけ入会金無料」とか「今年の流行に乗り遅れるな!」とか「手遅れになる前に…」とか、時間を絡めた売り方をしている例はとても多いです。
マーケティングで効果があるっていうのが実証されている方法なんです。
使い方を間違えると信頼を失いますが、人を動かす力がとても強いのが時間ですね。
そして、この時の要素がないとなかなか人は動きません。
この前、摂理を出て行った人にあったんですが、いろいろ話をして、結局「いい話だね!さようなら。」となってしまいました。
いやいや、今やらんと、次いつ会えるかわからんでしょうに。と思ったのですが
その時は今以上に知恵がなくて行動を起こすことができませんでした。
どうして今やらないといけないのか、うまく説明ができる能力が必要です。
あともう一つ、日本人は、時に関してはとても敏感です。
日本人は時間に正確だと言われます。
電車が定刻通りに発着する様子は名物にもなっています。
もともと四季が正確に分かれているからでしょうか、時間に関してとてもシビアで、たとえば会社に1分でも遅刻しそうだとわかったら、起きて5分で支度して家を出られるし、いつもは人に対して遠慮するのにその時ばかりは人の迷惑を省みず会社に突っ走っていく民族性です。
まあ僕がそうなんですが。
日本は、今の時とか歴史とか、必要性が伝われば火がついて覆るんじゃないかと、最近思います。

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