僕が就職活動をしていた時に、ある企業の面接で話が弾んだことがありました。
大きな会社のグループ企業で、規模がわりと大きな会社です。
その時にけっこう突っ込んだ話をしたのですが、今でも覚えている質問があります。
面接官「会社は大きくなると何もしない人が出て来るものなのですが、そういう人に我慢ができますか?」
あっけにとられました。なんと答えたか忘れてしまいましたが、この質問内容だけはよく覚えています。
組織は大きくなると安定します。そのぶん、あぐらをかいてしまう人がいる。何人かがサボっていても業績に大した影響はありません。
企業ブランドがあれば、その名前を出すだけでみんなが「おおー!」と言うから、見栄に走る人も出てきます。
これが、腐敗の前兆です。
見えるところばかりに神経を集中して、初心を忘れた状態です。
しばらくはそのままでもやっていけますが、けっきょく見栄を張るためには自分が無理をするか誰かを見下さないといけないので、次第に不満がたまっていきます。
その結果、息切れして続かなくなったり、または踏みつけられた人たちが革命を起こすようになります。
歴史はそんなことの連続でしたね。
冒頭の企業も、その創業当時は「世の中をこんな風にするぞ」て感じで、きっと人数も少なかっただろうけど希望に満ちて事業をしていたはずなんです。
希望は目に見えないものですが、それが核となって様々なものを得させます。
そうしてだんだんと組織が大きくなって、誰もが知る企業になりました。
すると事業は楽になります。
そこで楽になったことを感謝をするのではなく、怠けて、初心を忘れてしまうのはズレですね。
先生は、どんなに組織が大きくなっても全く変わることがありません。
今も昔のように、神様を愛して、忙しく走っています。